移動制限が始まって、2週間目に突入したイタリアです。
日本では「イタリアでは年齢で生死を選別している」等の不安を煽ったり、「イタリアの医療体制崩壊」などという報道がされているようですね。
私も日本のニュースを読んだりしているのですが、一時性のものかと思いきや、未だに見かけます。
現状、私たちの住んでいる辺りでは感染者数が少ないこともあり、病床数は足りています。
そして病院がかなりいっぱいになっている北イタリアでも1人でも多くの人を救うための対策がとられています。
私も以前の記事でロンバルディア州のことを書いた時に十分に説明ができてなかったと反省をしています。すみませんでした。
今現在、北イタリアで行われているかどうかは別として。
このトリアージは世界中のどこでも取られている方法です。
日本も然り。
ドラマや映画で見たことがある方もいらっしゃると思いますが、大規模災害や事故が起きた時のイエロータグ、レッドタグと言われたりするもの、見覚えありませんか?
タグがつけられるかどうかは別として、病院の救急では日常的に行われています。
お医者さんや医療機器は無限ではないので、治療をできる人数が限られている時に誰から助けるのか。
優先順位付けがどんな仕事でも必要なように、医療現場も同様です。
他の職場と違うことは、判断を間違えれば、助かるはずの命も助からず、より多くの命が失われること。
そして、今のイタリアは残念ながら非常事態です。
私は医療現場にいるわけでもないし、従事者でもありませんが、感染のリスクを抱えながらも厳しい第一線で懸命な治療をしてくれている方々は最善を尽くしてくれていることを知っています。
私の身内や知り合いにもイタリア国内、北でも南でも実際にその現場で働いている人たちがいます。
その人たちの行為を、まして視聴者や読者の不安を煽るような形で報道しているメディアの方々、特にマスメディアの方々には、もう1度、自分たちの仕事の意義を考え直してほしいのです。
不安を煽ること、他国の医療体制を非難することがベストですか?
危機感を広げることと、不安を煽ることは違います。
正しい情報を伝えることは大切ですが、そこに個人の感情を上乗せすれば偏った情報を広げることで間違った認識が広がります。
世界中が不安になっていて、まだまだ分からないことも多く、何が正解で何が偽りなのかを見極めることが難しくなっています。
誰もが簡単にインターネット等を通じて情報を知りえる時代だからこそ、プロとしてフィルターのかかっていない正しい情報を拡散してください。
多くの人が警戒していても、長期間になれば慣れが生まれ、どうしても緊張は緩みます。
どうかそんな時には警告を出して人々が適度に緊張を保てるように促してください。
みんなが正しい情報と危機感を持つことで、1日も早く収束すること。
そして、日本での感染が少しでも広がらないことをイタリアで心から願っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿