2020年3月14日土曜日

イタリアのパン事情。

南イタリア、プーリアは今日もポカポカ良いお天気です。

こちらに来てから、パン屋さんで買えるパンがとても安いので、あまりパンを焼くことが減っていたのですが、引きこもり生活ではそうもいかず、今日は久々にシンプルなパンを焼きました。


私たちの住んでいる辺りで1番食べられているパンは、「カセレッチョ」という、外側はガリガリと硬くて中は細かい気泡でみっちり詰まったタイプ。意味は、“自家製風”。不格好でも美味しい、素朴な、といった感じです。

地元の味だし、旦那さんは好きなのですが、実は私は苦手。

給食の時の生の食パンを食べた時の喉に詰まる感じ×3倍というか…
水分が全部持っていかれる感じがどうもダメです。

パスタの残りのソースをつけて食べたり、水分の多いフレッシュチーズなんかと食べる時は気にならないんですが、サンドイッチにする時には私はセモリナ粉のパンやバゲットなんかを選んでいます。

基本的にこちらのパン屋さんでは、日本のように自分でトレーに取ったりはしません。

ショーケースの中や棚の中にパンが並んでいて、自分の欲しいタイプをどれくらいほしいか注文します。
そしてパンも野菜やお肉と同じ基本的には量り売り。

大きな塊のパンは、だいたい1キロ、1/2キロ、1/4キロという単位で焼かれているので、例えば
「1/2キロのカセレッチョと、1/4キロのセモリナ粉のパンを1つずつ」
といったように注文します。

そして、日本では平たいホットサンドのあるイメージのあるパニーニですが、じつはこれは小さいパンといういみの複数形。

普通のパンはパーネ。

メロンパンくらいの大きさの物が単数だとパニーノ、複数だとパニーニになります。
さらに小さいロールパンサイズのものだとパニノット、複数でパニノッティ。

日本のような菓子パンや総菜パンはほとんどありませんが、そのかわりにフォカッチャやドーナッツ、タルトやビスケットが売られています。

お店によってツナやソーセージ、ハムの入った1口サイズのパンやパイが売られていることもありますが、これはストゥッキーニといっておやつ扱い。

こちらの学校は午前10時ごろにおやつ休憩があるので、その時に食べたりもするようです。


そんな、普段パン屋さんで買う時には好みが分かれる私たちですが、2人とも好きなのがチャバッタ。スリッパという意味で、焼き立ては外はカリカリ、中はしっとりめ。

2種類も生地を作るのは面倒だし、そんなに1度に消費できないので今日はこのチャバッタを焼くことにしました。

普段は使い慣れている粉末のインスタントイーストを使って焼くのですが、義母からもらったLievito Fresco(リエヴィト・フレスコ)、日本語でいう生イースト?に初挑戦。

なんとなく使い方が難しそうで嫌煙していたのですが、まだまだ移動制限は続くので実験がてら。幸い、制限がかかる前に買い出した小麦粉もたくさんあるし、失敗しても食べられないことはないだろうし…という。

小さなキューブで見た目は日本で買える
4Pプロセスチーズみたいです。

今回使ったレシピは、この生イーストのホームページに載っていた半量。
2人で小麦粉1キロ分はさすがに多いので、500gにして作りました。

生イースト、パッケージの中身は乳白色で、この1/4だけ使ったのですが、テーブルナイフで簡単に切れて、しかもモロモロと崩れていきました。
ココアのようなほんのり甘くていい匂いがします。

溶かすのも想像以上に楽ちんで、粉末のイーストと大差ない時間であっという間に生地に混ざりました。

途中、レシピ通りのはずなのにすごく水分量が多くて不安になりましたが、なんとか形に。



このレシピ、2次発酵がなく、クープを入れられなかったので割れ目はかなりランダムに入ってますが、バリっと焼けました。

そして驚いたのは、この生イーストで焼いたパン、インスタントイーストで焼く時の独特の匂いがしないんです。

本当に、焼いている途中も焼き上がりもパン屋さんのような匂い。

インスタントイースト独特の匂いがあまり好きではない私にとってはとっても嬉しい発見。今後は、こっちを使って色々焼いてみたくなりました。

しかも、この生イースト2キューブで数十円とお値段もお値打ち。
難点は、要冷蔵なことと使用期限が粉末の物と比べるとやっぱり短いこと。
冷凍もできるようですが、基本的に冷凍庫が常にいっぱいの我が家には残念ながらそんな余裕はありません。

とりあえず、生イースト挑戦1発目は成功(に見える)!
夕飯に食べるのが楽しみです。

これは前に粉末イーストで作ったパン。
ビートルートのゆで汁でほんのりピンク。




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